2016/08/26

『tranquil beauty | Mino to Kanazawa』終了しました!




『tranquil beauty | Mino to Kanazawa』展、おかげさまで無事に終了しました!!
ありがたいことに本当に多くの方々におこしいただくことができ、とてもありがたいです。
最終日には遠方からこの展覧会を目指して来てくださった方や、
偶然にも海外で出展作家の作品を所有してらっしゃる方もいらっしゃって、なんだかすごく不思議でおもしろかったです。
工芸の街として知られる金沢でこのような展覧会を企画するのは、正直少し緊張する部分もありましたが、
結果としてとてもいい経験となりました。このような機会を与えてくださった『TO U』さん、
快くご協力くださった出展作家の方々をはじめ、今回お世話になったみなさんにこの場を借りて御礼申し上げます。
なお、『TO U』のセレクトショップとしての正式なオープンは今月末を予定しているそうです。
今回の展示とはまた雰囲気も変わり、素敵な空間となることと思いますので、ぜひとも足を運んでみてください!

また、このような出張展示もいろいろな場所でやってみたいなと思っていますので、どうぞお気軽にお声がけください。

2016/08/04

『tranquil beauty | Mino to Kanazawa』出展作家紹介08 | qualia-glassworks


qualia-glassworks

[コンセプト]
同じような色同じような形の物がたくさんある中でひとつを選ぶとき、
それを選んだ理由はそれを構成するパーツの素材感やバランスだったり、微妙な大きさや厚みの違いだったりします。
そういう要素が積み重なって醸し出される、その物の"なんかいい感じ"が物を選ぶ動機なんだと思っています。
その"なんかいい感じ"が"qualia"です。

その物のまわりにあるものと良く調和して"いい感じ"を醸し出すような物を、作っていきたいと考えています。

『tranquil beauty | Mino to Kanazawa』展開催のおしらせ


このたびスペース大原は、金沢市広坂に新しくオープンするセレクトショップ「TO U」の
プレオープンイベントとして、出張展示を開催することになりました。

金沢は歴史的に工芸の盛んな街であり、その流れは今も途絶えることなく受け継がれ、
北陸新幹線の開通以降ますます注目を集めています。
一方、多治見を含む岐阜県美濃地方は、桃山陶をはじめとして長らくやきものを主たる産業として発展してきた土地であり、
現在に至るまで多くの優れた陶芸作家を輩出しています。
そしてここ数年は、美濃でやきものを学んだ作家が、さらなる経験を積むため金沢に移り住む例も出てきており、
これまでとは違う流れも生まれつつあります。

工芸文化における両者の大きな違いは、金沢では茶の湯文化に代表されるように、
各々の分野内だけで閉じることなく互いに関わりを持ちながら、さらには使う者の視点が常に身近に存在することです。
それに対して美濃に限らず産地は、単一の分野のみに特化している場合が多く、
使い手は別の場所にいることを想定することがほとんどであり、金沢のようなケースは希有であると言えます。
工芸をそれぞれに分けて考えるのではなく、総合的なパッケージとして捉える態度は、
今後海外に向けて日本文化をプレゼンテーションしていく上でも良質な手本になりえますし、
美濃の人間にとっても多くのことを学べるのではないかと考えています。

今回の展示には美濃、金沢、そしてその両方で学んだ若手作家が出展します。
それぞれがそれぞれの経験を背景に、制作に取り組み作品をかたちにしています。
本展覧会が新たなつながりを生み、さらなる広がりをつくり出す契機となれば本望です。

tranquil beauty | Mino to Kanazawa
2016.8.6(土) – 8.16(火)
10:00-18:00 会期中無休
[会場]TO U 石川県金沢市広坂1丁目1−55 田村ビル1階
[出展作家]大森健司(陶), qualia-glassworks(ガラス), 駒井正人(陶), 坂野有美(染)
永草陽平(陶), 西垣聡(ガラス), 松永圭太(陶), 松村淳(陶)

2016/08/03

『tranquil beauty | Mino to Kanazawa』出展作家紹介07 | 松村淳


松村淳
Jun MATSUMURA


1986年 千葉県生まれ
2010年 University of South Alabama 卒業
2015年 多治見市陶磁器意匠研究所 卒業
2015年 金沢卯辰山工芸工房 入所
2015年 マイヤー X 信楽大賞 日本陶芸の今 - 伝統と革新 入選
2016年 「やきものの現在 土から成るかたちPart X IV」ギャラリーヴォイス

2016/08/02

『tranquil beauty | Mino to Kanazawa』出展作家紹介06 | 坂野有美


坂野有美
Naomi SAKANO


2013 沖縄県立芸術大学院造形芸術研究科生活造形専攻染織専修修了
2016 金沢卯辰山工芸工房修了

2016/08/01

『tranquil beauty | Mino to Kanazawa』出展作家紹介05 | 松永圭太


松永圭太
Keita MATSUNAGA


・略歴
1986年 岐阜県多治見市生まれ
2010年 名城大学建築学科 卒業(谷田真研究室)
2013年 多治見市陶磁器意匠研究所 修了
2016年 金沢卯辰山工芸工房 修了
現在、岐阜県多治見市で制作
・賞歴
2013年 高岡クラフト コンテンポラリークラフト グランプリ
2014年 第22回テーブルウェア大賞 唐澤昌宏審査員賞
2014年 第70回金沢市工芸展 金沢市長奨励賞
2014年 第10回国際陶磁器展美濃 入選
2014年 伊丹国際クラフト展 奨励賞 (光陽社賞)
2015年 第23回日本陶芸展 入選
2015年 第6回 菊池ビエンナーレ 展 入選
2016年 第24回テーブルウェア大賞 佳作
2016年 第72回金沢市工芸展 金沢市工芸協会会長奨励賞

日々の珈琲|160801


今日はqualia-glassworksのtumblerで、jikanryokoの『ムニールモカ』をロックでいただきました。