2015/04/30

「みずのみさ ガラス展」6日目終了しました!


「みずのみさ ガラス展」6日目終了しました!
連日多くの方々におこしいただいており、本当にありがたい限りです。

これらのパーツは、みずのさんの制作のプロセスにおいてできてくるものです。
はじめに奥に並んでいるガラス棒を金太郎飴のようにしてつくり、
それを細かくカットしていきます。
そしてカットしたピースを手前のように並べて、窯に入れてひとつの板をつくり
それを巻き取って吹くことでグラスなどのかたちにしていきます。
作品を見ただけではなかなかこの制作方法まではわかりませんが、
実際のパーツを見ることで理解が深まり、作品の背景にまで想像力が働くのではないかと思います。

2015/04/29

「みずのみさ ガラス展」5日目終了しました!


「みずのみさ ガラス展」5日目終了しました!
今日は暑すぎずちょうどいい天気で、とても過ごしやすい一日でした。

前回の個展からの作品の大きな変化のひとつに、茶碗があります。
これまでは高台をガラス玉をつけるようにして制作していたため、
指がかかりにくく、建水にお湯をあけるのに難がありました。
そこで今回はきちんとガラスを吹いて高台をつくり、
きちんと高台に指がかかるようになっています。
この作業はひとりではできないため、より複雑なものとなります。
ぜひそのあたりの違いを実際に手にとって確かめてもらえればと思います!

2015/04/28

「みずのみさ ガラス展」4日目終了しました!


「みずのみさ ガラス展」4日目終了しました!
今日は昼過ぎから涼しくなり、比較的過ごしやすい天気でした。

みずのさんはちょっとずつ茶の湯を意識されていて、今回もそれにまつわる作品がいくつもあります。
写真の作品は蓋物ですが、銀彩を施したガラスに本人が制作された楽焼の蓋がついています。
これに合わせて蓋を変えてみたり、仕覆をつくったりしてみたりといろいろと遊べそうです。
他にもいろいろな作品があるので、それぞれの見立てで使ってもらえればと思います!

2015/04/27

「みずのみさ ガラス展」3日目終了しました!


「みずのみさ ガラス展」3日目終了しました!
レストランなどでみずのさんの作品を見かけて足を運んでくださる方もいらっしゃって、
とてもありがたく思うとともにみずのさんの作品の存在感の強さをあらためて実感しています。

みずのさんが今回はじめて挑戦されたことのひとつに、青のシリーズがあります。
ガラスの青はどうしても色が深くなりがちで調整するのが難しかったとおっしゃっていましたが、
ガラスの質感の涼しげな雰囲気をさらに強めるとても素敵な青になっているのではないでしょうか。

もうすっかり夏のような天気になってきましたが、この展示を観て少しでも暑さを紛らわせてもらえればと思います。

2015/04/26

「みずのみさ ガラス展」2日目終了しました!


「みずのみさ ガラス展」2日目終了しました!
今日もあたたかく、ガラスの展示にぴったりの天気でした。

床の間の花器には庭に生えている山帰来を生けています。
実際に使っているようすを観ていただくと、
どんな風に使うのがいいのか考えやすくなり、より想像力が膨らむのではないでしょうか。

明日以降もしばらくあたたかい日が続きそうなので、
のんびりと展示を観におこしいただければと思います!

2015/04/25

「みずのみさ ガラス展」はじまりました!


「みずのみさ ガラス展」はじまりました!
初日から多くの方々におこしいただきありがとうございました。
今回は新作の青をはじめ、これまでとはちょっと色のラインナップが変わっています。
ひとつひとつパターンが違い、すでにもうなくなってしまったタイプもあるので、
ぜひお早めにご覧いだければと思います!

2015/04/24

「みずのみさ ガラス展」明日スタートです!


「みずのみさ ガラス展」設営完了しました!
いよいよ明日スタートです。

今回みずのさんは、写真の水指や茶碗など茶道具をはじめ、
新たなチャレンジをいろいろとされています。
ひとつひとつ密度の濃い作品が並んでいますので、
ぜひご覧いただければと思います!

2015/04/23

「みずのみさ ガラス展」開催のおしらせ


みずのみささんの7回目となる個展を開催します。
みずのさんは弊廊の開始年からコンスタントに展示をしてもらっていて、
もっとも縁の深い作家さんのひとりです。

みずのさんの代名詞ともいえるモザイクのシリーズは、昔からベネチアで用いられてきた手法を参照したもので、
棒状に延ばしたガラスを金太郎飴のようにスライスし、さらにそれぞれのピースを組み合わせて一枚の板とし、
それを丸めることによってうつわのかたちをつくります。
その鮮やかな色合いと、手仕事ゆえの微細なゆがみはとても豊かな表情をつくり出していて、
とても強い存在感を持っています。

これから夏に向けて暖かさを増していく時期にふさわしい、
涼しげな展示となることと思いますので、ぜひご覧いただければと思います。

みずのみさ ガラス展
2015.4.25(土)-5.6(水・祝)
13:00-18:00
会期中休廊日はありません
作家在廊日:25日(土), 26日(日), 6日(水・祝)


2015/04/22

林茂樹「mini Q.P」発売のおしらせ




・専用ケース

・「The Entertainment Ceramics vol.2」のようす(2006年)

このたび、スペース大原は、林茂樹の新しい作品「mini Q.P」を発売致します。
この作品は2006 年、弊廊での展覧会「The Entertainment Ceramics vol.2」において発表した
「Q.P」 のミニバージョンです。
林は以前から、石膏型に泥しょうを流し込んで成形する「鋳込み」と呼ばれる技法を用いて制作してきました。
この技法は、元々大量生産のためのものでしたが、林は美しいフォルムを作り出し、焼き上がりをコントロールするため、
その可能性を極限まで突き詰め、新たなレベルへと押し進めています。
今回の作品のようなモチーフを、あえて陶で制作することに対し、以前からその必然性を問うような意見も聞かれました。
しかし、磁器特有の光沢感と近未来表現、ヨーロッパのビスクドールが示す無釉磁器の人肌に近い質感、
そしてそれらの重量感など、やきものでしか実現できない世界観と強度をつくり出すことに成功しています。

また、今作を発表することに至った背景のひとつに、
林の故郷である岐阜県美濃地方の陶磁器産業の現状に対する危機感があります。
長くやきものの産地として栄えてきた美濃では、より安価な外国製品の流入、国内におけるニーズの変化など、
時代の流れと共に産業全体が落ち込みを見せています。
今回の試みは、アートという新たな価値を、長年この地に蓄積されてきたノウハウを用い、
国内だけでなく世界に発信していく事を目的としています。
美濃からの発信にこだわり、制作のプロセスに林以外の美濃のつくり手が介在しています。
この作品は、個人作家の枠組を越え、陶磁器産業の今後を見据えた新たな挑戦となっています。
こうしたこれまでとは異なるヴィジョンの提示は、これまでの業界の常識や、方法論を見直すきっかけとなり、
模索の道のひとつとして、たとえわずかであっても希望の光となる可能性を秘めているのではないでしょうか。

mini Q.P | Shigeki Hayashi Ceramic Works
サイズ:W15×D13×H14 (cm) 磁土 2015
限定200体 (専用ケース付き, エディションナンバー入り)
¥108,000(税込) 2015年5月発売予定

予約方法|tel:0572-27-2062 または mail:info(a)spaceohara.com までご連絡ください

2015/04/18

打田翠さんの個展がうつわ楓で開催されます


打田翠 展
会期:2015年4月22日(水)~27日(月) 12:00~19:00(最終日17:00まで) 会期中無休
会場:うつわ楓 東京都港区南青山3-5-5
在廊日:在廊日 24日(金)・25日(土)・26日(日)
写真:池田裕一

2015/04/05

「伊村俊見 展」終了しました!


「伊村俊見 展」無事に終了しました!
今回は多くの方々におこしいただき、本当にありがとうございました!

伊村さんは30年ずっと黒陶に取り組まれていますが、
その都度土と真摯に向き合いながら、自分の考えをかたちにしています。
今回も前回初めて発表した「嚢(のう」シリーズをさらに展開させて、
かたちのつくり方や表面の切り替え方などいろいろな変化が見られました。
今後も引き続き伊村さんのご活躍に注目していただければと思います!

2015/04/04

「伊村俊見 展」残り1日です!


「伊村俊見 展」8日目終了しました!
今日は思ったよりも天気もよく、あたたかい一日でした。

伊村さんは、作品の上下や正面をできるだけつくらないように制作することを
心がけているそうです。
そのため、設置のときにも位置だけでなくどの向きにするかもとても重要になります。
また、観る角度によってかなりちがうので、視点を変えながら同じ作品を観ていても
とてもおもしろいです。

本当に早いもので明日が最終日となってしまいました。
伊村さんの作品をまとめて観られる機会はあまりないので、
お見逃しのないように、よろしくお願いします!

2015/04/03

「伊村俊見 展」残り2日です!


「伊村俊見 展」7日目終了しました!
今日は最近ではいちばん寒く、雨もずっと降っていました。
ちょうど桜が満開の時期なので、これで散ってしまわないといいのですが…

今回の出展作品の中には、小さなものも多くあります。
もちろん大きな作品は迫力があり見応えもありますが、
小さな作品の肩の力の抜けた感じはかわいらしくもあり、
ついつい持ってしまいたくなります。
伊村さんは、スケッチ的な感覚で小さな作品を制作しているとおっしゃっていました。

さて、早いもので会期も残すところあと2日となりました。
週末も天候がすぐれないようですが、雨音を聴きながら展示を観るのも
また晴れたときとは違ってそれはそれでなかなかいい雰囲気だと思うので、
お出かけいただければと思います!

2015/04/02

「伊村俊見 展」6日目終了しました!


「伊村俊見 展」6日目終了しました!
今日も少し肌寒い一日でした。

弊廊ではずっと引き戸を開け放しているので、
庭からも作品を観ることができます。
外から観る作品は、照明によって暗闇の中で浮かび上がってきて
凛としたとてもいい空気感を持っています。
時間帯としては閉廊時間ぎりぎりになってしまいますが、
遅めに来ていただくとこういった雰囲気も味わっていただけます。

2015/04/01

「伊村俊見 展」5日目終了しました!


「伊村俊見 展」5日目終了しました!
今日は肌寒いにも関わらず、多くの方におこしいただきどうもありがとうございました。

今回は縁側にも作品を設置しており、
光が他の場所よりも強めに当たるので磨いた面の光沢がより強調されておもしろいです。
作品に囲まれながらお茶を飲めるのもなかなかいい体験ではないでしょうか 笑

さて、会期も半ばを過ぎました。
明日は再び暖かくなりそうなので、ぜひ足を運んでいただければと思います!